バルトーク :ミクロコスモス 第5巻(122~139) 138. バグパイプの音楽 BB 105 Sz 107

Bartók, Béla:Mikrokosmos 138. Bagpipe Music

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:教育用作品
総演奏時間:1分13秒

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展3

楽譜情報:6件

解説 (1)

解説 : 林川 崇 (409文字)

更新日:2020年5月2日
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「バグパイプ」はヨーロッパ各地に存在する民族楽器で、旋律だけでなく音程の変化しない保持音(音色のイメージから「ハチの羽音」を意味する「ドローン」と呼ばれる)も同時に演奏する。

曲は、大きく分けると、前奏-A(427小節)B(2851小節)A (52小節~)の三部形式だが、A’はAの単純な再現ではなく、大幅に変奏されたものになっている。 

前奏とA では、ドローンを表す左手のオスティナートは3/8拍子のサイクルで進行。主題の繰り返しでは、オスティナートの音域が拡大され、右手の内声に模倣が加わる。 

Bでは、楽譜の書き方からして、第28小節の左手の低音が実際には鳴り続いているイメージであろう。また第35小節から7回現れるバスの「ト」も実際はドローンのイメージであろう。バルトーク自身の演奏、及び夫人のディッタによる演奏ともに、これらの「ト」を、保持こそしないものの他の音よりもわずかに響かせて弾いている。

執筆者: 林川 崇
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