ラモー :クラヴサン曲集と運指法 第1番(第2組曲) 第1リゴドン

Rameau, Jean-Philippe:Pièces de clavecin avec une mèthode sur la mècanique des doigts "Premier rigaudon"

作品概要

楽曲ID:23658
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:3分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (397文字)

更新日:2024年6月17日
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教育者の皆様は、まず学習者に、そもそも リゴドンとは何かを説明してあげましょう。そしてその動画を見せてあげると判りやすいです。フランスの楽しい軽快な舞曲です。2拍子か、4拍子の軽快なテンポの曲ですので、あまり遅い演奏は好ましくありません。2拍子に感じて演奏すると間違い無いでしょう。

リゴドンI の注意点は、完全な2声のポリフォニーであることを聴かせる事です。何度か繰り返されますので、繰り返すときは、前の演奏と異ならせ、例えば左手声部を前面に聴かせても良いかも知れません。

リゴドンII の注意点は、アンサンブルを意識することです。例えば冒頭2小節間、左手はオクターブで進行します。多くの楽器が演奏されていると考えます。そして3~4小節間、今度は小編成のアンサンブルが出てきます。編成の多い部分はフォルテで、少ない部分はピアノで演奏する事で、アンサンブルのかけひきの面白さを表現してみてください。

執筆者: 大井 和郎

楽譜