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リャードフ :3つの小品 ワルツ Op.57-2 ホ長調

Lyadov, Anatoly Konstantinovich:3 pieces Waltz E-Dur Op.57-2

作品概要

楽曲ID:23579
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ワルツ
総演奏時間:1分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (440文字)

更新日:2022年11月29日
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リャードフの楽天的な一面を感じることの出来るワルツです。この冒頭の表記であるCommodoとは、英語の comfortable と同じ意味で、「心地よい」という意味があります。どのテンポがその人によって心地よいかは異なってきますが、3小節目からaccelerando で5小節目のテンポに達しますので、逆算し、5小節目の 4分音符=138よりも遅くスタートすると考えれば良いでしょう。

さてここからは筆者の主観的考えも入ってくるのですが、最初はゆっくり始まり、5小節目から、火の付いたように速いテンポに突然変わる演奏は不自然に感じます。1小節目のcommodoと5小節目のAllegretto grazioso はあまりにも差がありすぎない方が流れは自然に進みます。1~2小節間はゆったりと始まり、3~4小節間で少しaccelrandoをかけ、5小節目では生き生きとした前向きのワルツのような考え方で良いと思います。

激しさや驚きの感情では無く、優雅で軽やかなワルツとお考えください。

執筆者: 大井 和郎
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