メンデルスゾーン :6つの子供の小品 第6番 Op.72 U 168 ヘ長調

Mendelssohn, Felix:6 Kinderstücke Vivace F-Dur Op.72 U 168

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:1分30秒

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (546文字)

更新日:2018年3月12日
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Op.72-6 F-dur  メンデルスゾーンらしさが出ている作品です。永遠に止まることの無い音楽のように、インテンポで淡々と進んでいきます。この楽章の最も大切なことはVivaceを守ることです。Vivaceというと多くの方々は「速いテンポで」と誤解されていますが、そのような意味ではありません。vivaceとは英語で「lively」、日本語で「生き生きと」という意味です。決して速い必要はありません。  この曲を演奏している動画を観ていますと、多くの方々はデリケートに軽快に弾いていらっしゃいます。それはそれで良いのですが、Vivaceがあまり感じられません。楽譜をご覧になって頂くよくわかりますが、pからF、Fからpなどにダイナミックが移行するタイミングが本当に短い事が解ると思います。急激なダイナミックの変化こそがこの曲の醍醐味です。そして最終的にVivaceにつながります。  アーティキュレーションはとにかくスタッカートで。スタッカートマーキングは少ししか付けられていませんがほぼ暗黙の了解と行って良いでしょう。3-4小節間も左右ともにできる限り短いスタッカートで演奏します。21-22小節間のように16分音符が連続する箇所も同じです。軽快ながらも生き生きとした活力が欲しい曲です。

執筆者: 大井 和郎
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