このノクターンはとにかくメロディー音の音数が多いノクターンで、装飾系の音符が多くあります。
それが原因で、音楽がわかりにくくなりやすいノクターンです。分析をして、メロディーラインを把握することで格段に弾きやすくなります。
いろいろな分析の仕方があると思いますが、筆者は5つの素材、2つの終止形、3小節間のシークエンス、にCodaという形で分析してみました。以下は全てメロディーラインの話になります。伴奏系は含みません。
A 1小節目から4小節目3拍目Esまで。
B 4小節目4拍目から、8小節目2拍目までのGで終わります。
A 8小節目3拍目Asから12小節目4拍目のEsまで。
C 13小節目から18小節目まで。
D 19小節目から26小節目3拍目まで。
E 26小節目4拍目から30小節目の2拍目、もしくは3拍目、もしくは4拍目までs。
シークエンス 31小節目から34小節1拍目Esまで。
A 34小節目2拍目より38小節目4拍目まで。
C 39小節目アーフタクトから44小節目いっぱいまで。
1つめの終止形 45小節目より47小節の1拍目まで。
C 47小節目2拍目裏拍より52小節目いっぱいまで。
2つめの終止形 53小節目より55小節目いっぱいまで。
CODA 56小節目から最後まで。
になります。重要な音のみをピックアップしていくとわかりやすくなります。これはあくまで1つの分析に過ぎませんが、このような分析をすることで曲がわかりやすくなり、構築していくことが楽になります。ご参考まで。