ブラームス :2つのラプソディ 第2番  Op.79-2 ト短調

Brahms, Johannes:2 Rhapsodien Molto passionato, ma non troppo allegro g-moll Op.79-2

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ラプソディー
総演奏時間:7分00秒

解説 (1)

解説 : 伊藤 萌子 (319文字)

更新日:2019年2月20日
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第2番はモルト・パッショナート、マ・ノン・トロッポ・アレグロ ト短調 4分の4拍子。

低音域で打ち鳴らされるオクターヴが印象的な主題から始まる、雄大さを感じさせる作品。対照的に、属調のニ短調で現れる3連符の暗くうごめくような動きを持つ旋律が登場し、この楽想が続く中間部でも発展的に扱われている。その中間部において、転調を交えつつも、3連符の動きは絶えることがない。段々とピアニッシモに向かい、第一番と同じように静かな終わりを予感させる中、唐突に冒頭の再現が始まる。特徴的なのは、最初に属調で現れていた旋律が、ソナタ形式の再現部でそう扱われるように主調で現れていることであり、この作品においてはソナタ形式の要素がかなり形を留めているといえる。

執筆者: 伊藤 萌子