ヒンデミット :組曲「1922年」 行進曲 Op.26-1

Hindemith, Paul:Suite "1922" Op.26-1 "Marsch" Op.26-1

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:2分00秒
著作権:要調査

解説 (1)

解説 : 千葉 豊 (462文字)

更新日:2022年2月1日
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⒈ マーチ Marsch

〈序奏 Vorspiel〉:第1~3小節 2/4

本楽章のグロテスクさを予示するかのような、不協和なファンファーレ風の開始。

〈マーチ〉:第4~73小節

三部形式(ABA形式)。

A:第4~27小節 2/4

マーチらしく、比較的シンプルなリズムの反復を特徴としているものの、随所にジャズ風の即興的な音型とリズムが見られる。例えば、ジャズ・バンドの管楽器の奏法を模倣するような、急速な半音階的パッセージ(走句)によるポルタメント的な効果や(第6, 14小節等)、装飾音の使用(第4, 5, 13小節等)が際立っている。また、敢えて弱拍にf、強拍にpを配置し、弱拍から強拍にかけてスラーを設けることで、シンコペーションの効果をもたらしている(第16, 18小節)。

B:第28~49小節 2/4, 3/4

拍子が一時的に3/4へ変化して(第32~33, 38小節)、さらに弱拍を強調した不規則な強勢の配置によって楽章全体の「マーチらしさ」(2/4感)は曖昧化される。

A:第50~73小節 2/4

第4~27小節と同一。

執筆者: 千葉 豊
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