バッハ :アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻 メヌエット BWV Anh.132 ニ短調

Bach, Johann Sebastian:Das zweiten Notenbuch für Anna Magdalena Bach Menuett d-moll BWV Anh.132

作品概要

楽曲ID:22610
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1

楽譜情報:21件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (493文字)

更新日:2024年4月21日
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d-mollですが、決して重たくないメヌエットです。曲中、d-moll以外の調はF-durしかありません。F-durとd-mollの各セクションの音量や音質の違いを付けると効果的です。F-durは柔らかくソフトに、d-mollは厳しく大きめの音を出すと言った違いを付けます。

1~4(d-moll)1小節目のFは、4小節目でオクターブ下のDまで降りてきます。3小節目はドミナントですので、ここで一度テンションを上げても良いです。

5~8(F-dur)1~4とは全く異なった表情を出すように弾きます。

9~12(シークエンス)2小節単位の下行形シークエンスです。F-dur(9~10)とd-moll(11~12)のシークエンスです。強弱を異ならせます。恐らくですが、F-durの方を弱くしておくと、後から辻褄があいます。11~12小節間はd-mollですが、左手の上行形音階があり、それは次の13小節目にバトンタッチをして、テンションは上がっていきます。

13~16(d-moll)14小節目、右手のBが最も高い位置の音になりますので、12小節目左手から徐々にクレシェンドをかけると良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎
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