バッハ :アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻 メヌエット BWV Anh.120 イ短調

Bach, Johann Sebastian:Das zweiten Notenbuch für Anna Magdalena Bach Menuett a-moll BWV Anh.120

作品概要

楽曲ID:22598
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:1分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:17件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (452文字)

更新日:2024年4月21日
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音数が少なく、技術的にも簡単な部類に入るメヌエットですので、ついついテンポを上げてしまいがちですが、基本的に「メヌエットのテンポ」で進んでください。

このメヌエットは2種類の進行があると考えます。1つは、左右の声部共に同等の扱いをされるべき声部で、1~4小節間、15~18小節間、20~30小節間のように、両声部とも動きのある部分です。

もう1つは、5~13小節間や19小節目のように、左手の声部が保続音としての役割を果たす部分です。

後者の部分に関しては、右手の声部を優先的に出すようにし、前者の部分に関しては、両声部の掛け合いと考えます。

このメヌエットは、最高音がAですが、18~19小節間のAは、C-durに転調していますので、音量は大きくはありません。23小節目から始まる上行形シークエンスを経てたどり着く、26小節目のAが最もテンションが高く、音量も大きくなります。

a-mollという調ですし、半音階的進行も見られますが、曲そのものは決して深刻なことはなく、楽天的な部分も垣間見られると考えて下さい。

執筆者: 大井 和郎

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