バッハ : アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻 メヌエット BWV Anh.113 ヘ長調
Bach, Johann Sebastian : Das zweiten Notenbuch für Anna Magdalena Bach Menuett F-Dur BWV Anh.113
作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(640 文字)
更新日:2024年4月21日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (640 文字)
以下は一例です。この分け方を参考に、強弱を付けてみて下さい。
曲を、4小節単位、2小節単位、8小節単位で分けてしまうことで、弾きやすくなります。
まず1~4小節間で1つとします。ここは、2小節単位と考えても構いません。1~2小節間と、3~4小節間の変化を付けても良いですし、4小節を1つのものと考えても構いません。4小節目は、メロディーラインで言えばこの4小節間でも最も低い位置にありますが、ドミナントでもありますので、次の5小節目の1拍目までと考えても構いません。その場合、V-Iと考え不完全終止としますので、5小節目の1拍目は、前半ではもっとも弱い音量の場所とします。
次に5~8小節間で1つとします。ほぼ同じ音形ですので、フォルテ、ピアノ、などのエコーをかけます。あるいはピアノからクレシェンドでも構いません。
次に9~12小節間で1つとします。Hが出てきてC-durに転調しますので、テンションを上げます。
次に13~16小節間、更にテンションを上げます。16小節目はd-mollのドミナントです。
次に17~24小節間(8小節間)を1つとします。17~20小節間は下行形シークエンスですが、21~24小節間は、d-mollのカデンツですので、17~20小節間をクレシェンドにしてもディミヌエンドにしても構いません。
次に25~28小節間を1つとして、これは上行形シークエンスですので、後を考えて、クレシェンドにしておきます。
最後に29~32小節を1つとして、華やかに終わってください。
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