ドビュッシー :プレリュード(前奏曲)集 第2集 ヴィーノの門

Debussy, Claude Achille:Préludes 2 "La puerta del Vino"

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリックドメイン

解説 (1)

解説 : 白石 悠里子 (368文字)

更新日:2020年1月28日
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標題はスペイン・グラナダのアルハンブラ宮殿に実在するワインの門の名前に由来する。ドビュッシーは、マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946)やリカルド・ビニェス(1875-1943)といったスペインの作曲家から、この門の載ったハガキを受け取り、その光と影のコントラストに触発されたという。「コントラスト」に対するこだわりは、「極端な激しさと情熱的な心地よさの唐突な対比とともに」[3]という冒頭の楽想指示に表れている。そして、実際の楽曲においては、ハバネラのリズムに乗せて奏される変ニ音(Des)と変イ音(As)の度音程のバス(譜例)と、イスラム王朝時代に建設された宮殿の起源を想起させるアラビア風の旋律という、スペインの郷土に強く関連した音楽の特徴を対比させることで示された。

【譜例:ハバネラのリズムによるバス、第5-10小節】

執筆者: 白石 悠里子

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