スクリャービン :24の前奏曲 第15番 Op.11 変ニ長調
Scriabin, Alexander:24 Preludes Lento Des-Dur
解説 : 齊藤 紀子 (174文字)
第15曲目 変二長調 4分の4拍子 レント
23歳の時にモスクワで作曲された。左手の重音による8小節の楽節に続き、右手により上声部で新しいメロディーが提示される。このメロディーは息が非常に長い。後半は左右の役割が交替し、低音に単音のメロディー、上声部に重音パートが充てられる。終結部では再び上下が入れ替わったあと、両声部の静かな和音で締めくくられる。
24の前奏曲 第15番 変ニ長調