スクリャービン :12のエチュード(練習曲) 第3番 Op.8-3 ロ短調
Scriabin, Alexander:12 Etudes Tempestoso h-moll Op.8-3
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
解説 : 齊藤 紀子 (234文字)
第3曲目は、オクターヴと単音を交互に弾くトレモロのような練習曲。両手でこの形を弾く部分では、オクターヴと単音の位置がずれている。また、いずれかの手のみがこの形を弾く部分では、ポリ・リズムを構成する。8分の6拍子のこの曲では、4分の3拍子としてのリズムやアーティキュレーションももち合わせ、複雑な構成を見せている。なお、スクリャービンはこの曲の冒頭に「テンペストーゾ」という指示を書いたものの、実際にはこの語が充分に曲の性格を示していないと感じ、気に入らなかったという。
12のエチュード(練習曲) 3. Tempestoso
12のエチュード(練習曲) 第3番
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