スクリャービン : 12のエチュード(練習曲) 第2番 Op.8-2 嬰ヘ短調
Scriabin, Alexander : 12 Etudes A capriccio, con forza fis-moll Op.8-2
作品概要
解説 (1)
解説 : 齊藤 紀子
(222 文字)
更新日:2019年3月6日
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解説 : 齊藤 紀子 (222 文字)
更新日:2019年3月6日
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第2曲目は、スクリャービンに特有のポリ・リズムの練習曲。5連符を基調としている。スクリャービンは、この曲のような3対5の数比を特に好んで用いた。テヌートやスタッカート、スラーなど、多様なタッチが求められる。30小節足らずで、演奏時間も約1分と短い曲ではあるが、曲が進むにつれ左手の音域が広がっていくなど、推進力の変化がみられる。なお、幅広い音域を扱う左手の分散和音は、右手を痛めたピアニストというスクリャービンならではの音形と見ることもできる。
執筆者:
齊藤 紀子
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スクリアビン ピアノ曲集1 エチュード集(全曲) SCRIABIN
(株)全音楽譜出版社
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