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シベリウス : 5つの特徴的な印象 舟の漕ぎ手 Op.103-3

Sibelius, Jean : 5 Charateristic impressions "The oarsman" Op.103-3

作品概要

楽曲ID: 21409
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (548 文字)

更新日:2025年11月25日
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船という文字、舟歌、湖、あるいはこれに関連した曲というのは、多くの場合68拍子で書かれています。この曲も、船の漕ぎ手ですので、同じ発想であると思います。そう仮定した時、テンポがあまりにも速すぎたり、圧迫感があると、標題からはイメージが外れてしまいます。

船を思い浮かべ、ゆったりとしたテンポで漕ぐと考えると、この表示記号のように、Allegrettoであり、Allegroでは無いと思います。故に、ある程度ゆったり感を持ち、圧迫感が無いように演奏して下さい。

この曲は多くの非和声音や期待外れの和音や転調が多くあり、多くの表情がありますので、その度に音質を変えるようにします。音楽的には、深刻な要素は無く、喜びや安心感に満ちた心理状態を思い浮かべて下さい。

この曲のピークポイントは、25小節目から徐々にクレシェンドをかけ、2930小節間と考えても構いません。

その他の注意点:3638小節間、正確にタイミングを数えて下さい。

最後の小節の左手は、手が届かなくてもアルペジオにせず、左手の1番上のEを右手で取ってみて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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