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シベリウス : 5つの小品(花の組曲) 金魚草 Op.85-4

Sibelius, Jean : 5 Pieces (Die Blumen) "Aquileja" Op.85-4

作品概要

楽曲ID: 21386
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (2)

演奏のヒント : 大井 和郎 (647 文字)

更新日:2025年11月25日
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心理的描写の面から、この曲は喜びに満ちた描写、嬉しくて落ち着かない描写と筆者はイメージしています。この曲は、As-durで書かれておりますので、主和音は As C Es なのですが、冒頭から主和音は出てくるものの、それらは、1 転回形であること 2 基本形でも裏拍に来ること があげられ、つまり転回形というのは、地に足が着いていないような、落ち着かない描写で使われることが多いのですが、いくつかの例を除いて、この曲は、最終的に迎えるカデンツ(65小節目)まで、ほぼ全ての主和音は転回形で書かれています。いくつかの例外もあります。18小節目2拍目は主和音の基本形なのですが、シークエンスの中に組み込まれてあるため、落ち着きという感じではありません。

また、裏拍で書かれている主和音の基本形は(例えば1小節目)これも、落ち着きがなく、主和音以外の和音も転回形が多かったり、あるいは、音が省略されて書かれています。この場合の「落ち着きがない」と言うのは、ネガティブな意味では無く、わくわくするような、期待感に溢れるような、喜びが止まらないような、部類の表現とお考え下さい。

そして65小節目、ほぼ曲が終わりに近づいた時に初めて主和音の基本形、カデンツ的な部分が現れます。演奏する時は、ある種の喜びや興奮を感じて弾いてみて下さい。

執筆者: 大井 和郎

解説 : 今関 汐里 (136 文字)

更新日:2021年3月1日
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4分の2拍子、変ロ長調。AとBの2つのセクションが交互に現れる形式で書かれている。冒頭のAのセクションでは、中音域の豊かな旋律と微細な和声の移り変わりが特徴的である。一方で、B部分では、右手は高音の旋律線と内声とに分かれ、アルペッジョが軽やかさときらびやかな印象を与える。

執筆者: 今関 汐里
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楽譜

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