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水野 みか子 :《醒める河で》ピアノと電子音響のための(2004)

Mizuno, Mikako:"With Impetuous Current" for piano and electronics (2004)

作品概要

楽器編成:その他 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (1)

解説 : 水野 みか子 (307文字)

更新日:2019年5月14日
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『醒める河で』は、ピアノとコンピュータのためのマルチメディア作品であるが、ピアノとエレクトロニクス音響のための音楽作品、あるいは、ピアノソロ作品として上演することも可能である。作品タイトルは、日本の詩人永島卓氏の詩『緑の夜』に基づいており、以下のような詩行で始まる。

  醒める河で

  腐食風景を吐く

  汗を焼く焦土で

  憎みきる役務の花

  夜の盟約を抱きながら

  苦悩の肖像を吊すとき

  水平海岸を撃つ夢は倒立する声を孕み

  原生林の重い胎内で

  震えながら沈む死の匂い (...)

 

 詩に描かれた若き日の焦燥と五感を自在に行き来する言葉の感性を、神経質なピアノの動きと異界への亀裂を含む音響で表現しようと試みた。

執筆者: 水野 みか子

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