テュルク, ダニエル ゴットロープ : アリエッタ
Türk, Daniel Gottlob : Arietta
作品概要
ピティナ・コンペ課題曲2025:A1級
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:基礎2 基礎3 基礎4 基礎5 応用1
楽譜情報:6件解説 (1)
解説 : 大井 和郎
(633 文字)
更新日:2025年5月30日
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解説 : 大井 和郎 (633 文字)
更新日:2025年5月30日
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大変表現が難しい曲です。
1〜2小節間、2小節目の右手1拍目のCに方向を向けてください、故に、Bは弱く弾きます。左手は2分音符にスラーがかけられておりますので、さながらチェロのように、しかしPで弾きます。
3〜4小節間、1〜2小節間より少し大きく右手を弾いて下さい。4小節目1拍目のBは、強拍の位置に来る非和声音と考えます。故にBに向かって行き、BからAに音量を衰退させます。
5〜8小節間は一気にまとめて弾きます(途中で止めないように)。
以降、2小節単位で9〜12小節間を考え、9〜10小節間よりも、11〜12小節間を強く(あるいは弱く)して、差を付けます。
ところで、筆者はこの曲の左手の動きは割と躍動的ではないかと考えています。単に音を伸ばすだけに留まらず、少し躍動的な動きをして良いと思っています。それは、左手のリズムに理由があります。
例えば6小節目の左手Fは8分音符で書いてあります。筆者が作曲者であれば、Fを2拍目の表拍に4分音符で書きます。同じく、14小節目のFも同じです。作曲家は何故、8分音符で書いたのでしょうか?そして、9〜12小節間にも左手に8分音符があり、ちょっとした動きが付けられています。故に、8分音符は筆者であればスタッカートに弾き、躍動感を出しますが如何でしょうか?
執筆者:
大井 和郎
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