グールド, モートン : 《第2アメリカン・シンフォネット》からパヴァンヌ
Gould, Morton : Pavanne (from American Symphonette No. 2)
作品概要
出版年:1938年
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:リダクション/アレンジメント
総演奏時間:3分00秒
著作権:保護期間中
解説 (1)
解説 : 西原 昌樹
(476 文字)
更新日:2023年7月18日
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解説 : 西原 昌樹 (476 文字)
モートン・グールドの管弦楽曲「アメリカン・シンフォネット第2番」の第2楽章を作曲者自身がピアノ独奏用に編曲したもの。原曲はジャズ、ポップスの要素を取り入れたライトクラシックの組曲(全3楽章)の中間楽章。ブルーノート、スイング、セブンスコードを用いて、古雅なイメージのパヴァーヌを現代化。上品な流れにほどよいウィットを利かせ、発表以来、長く人気を博した。戦後の日本でも「シャボン玉ホリデー」のコマーシャルコーナーで必ず流れていたというから、毎週何万もの人がこの曲をテレビ越しに聞いていたことになる。ピアノ版はグールド自身がSP盤に吹き込みもした由緒あるもの。チェルニー30番程度の難度に抑え、幅広い層に弾きやすいよう配慮されている。アレグレット、4分の4拍子、ヘ長調。左手単音の簡素なベースに右手単音のなめらかなメロディが乗って開始、軽妙に展開する。連弾版、2台ピアノ版もある。
編曲・関連曲(2)
グールド, モートン: パヴァーヌ(ピアノデュオ/2台ピアノ)
総演奏時間:3分00秒