スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ ト短調 K.102 L.89
Scarlatti, Domenico:Sonata g-moll K.102 L.89
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
執筆者 : 丸山 瑶子 (231文字)
K. 102 Allegro 3/8 ト短調
前半は属調に転調する。第25、33、41小節から始まるゼクエンツの和声は属調の減7和音と主和音の交替と分析できるが、弱拍にg-mollの音階固有音c音が現れるため、調性は二義的である。反復 記号直後は作品冒頭の動機を用いて転調が行われ、第65小節のg-mollの偽終止から前半第11小節以降が回帰する。第17-24小節に対応する第71-78小節は、8分音符の伴奏音形を伴うc-mollのゼクエンツに書き換えられている。
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