スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ K.78 L.75 ヘ長調

Scarlatti, Domenico:Sonata F-Dur K.78 L.75

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分00秒

解説 (1)

執筆者 : 丸山 瑶子 (274文字)

更新日:2012年8月15日
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K. 78 GIGA 2/4-Minuetto 3/8 ヘ長調 2:00

その他の同時期の作品にも言えることだが、本作品は通奏低音伴奏を伴う独奏ソナタと解釈されることがある。2部形式のジガにおいて、反復記号直後の楽節は作品冒頭と対応するが、楽節の第1小節が前半から変更され、和声進行が属和音―主和音になる。その結果、前半を閉じる属調から、一度主調へ戻った後に様々な調への転調が始まっている。メヌエットは16小節(8+8)から成り、各楽節は繰返される。和声構造はシンメトリックで、前半は主和音で始まり属和音に終止、後半は属和音で開始し主和音に終止する。

執筆者: 丸山 瑶子
その他特記事項
K. 85K. 82は、それぞれコインブラ写本第58巻において「トッカータ第10番」の第1楽章、第2楽章として書かれていた。この「トッカータ第10番」は、K. 78のジガ及びK. 94のメヌエットと併せて全体で4楽章から構成されていた。のちK. 94以外の3楽章はヴェニス写本第14巻で各々個別の作品として扱われ、「ソナタ」の表題が付された。(丸山瑶子 [9月, 2012])