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スカルラッティ, ドメニコ : ソナタ ヘ短調 K.69 L.382

Scarlatti, Domenico : Sonata f-moll K.69 L.382

作品概要

楽曲ID: 1704
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:展開1 展開2 展開3

楽譜情報:6件

解説 (2)

執筆者 : 丸山 瑶子 (205 文字)

更新日:2010年1月1日
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ファディーニ校訂版では速度標語なし。f-moll 3/4

掛留の多いポリフォニックなテクスチュアと上声が分散和音のゼクエンツとなるホモフォニックなテクスチュアの交替から成る。掛留や半音進行を多く含む前者と、一定の和声リズムを持つ後者とは和声面でも対照的だが、付点4分音符、8分音符、4分音符のリズム動機は両者に共通であり、間断なく続く8分音符の補填リズムと共に、作品全体の音楽に統一感を生み出していると言えよう。

執筆者: 丸山 瑶子

演奏のヒント : 大井 和郎 (703 文字)

更新日:2026年3月26日
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美しい、ゆったりしたソナタです。人によってテンポも色々変わってきますが、忙しく聞こえない、ゆったりしたテンポを選んでください。人によっては4分音符=105位の速度の人もいますが、これはこれで自然な流れとして聴くことができました。逆に遅くなりすぎないように、注意して下さい。

このソナタには2つの重要要素があります。1つは、ポリフォニーの秩序を守る事で、特にト音記号に書かれている右手の2声の独立が必要になってきます。ソプラノとアルトが異なった声質を持つ歌手2人と想定し、完全に区別を付けて下さい。

もう1つはこのソナタの流れです。このソナタは、必ず、上行しているか、下行しているか、常にそのどちらかになります。例えば1小節目から徐々に上行し5小節目のAsまで達したら、そこから下行してきて、10小節目のCにたどり着き、今度はそこから上行し12小節目のオクターブ上のCにたどり着き、そこから再び下行し、16小節目まで下りてきますが、そこから再び上行し、22小節目のCに達するといった具合です。

基本的に、上行するに従って音量を上げ、下行するに従って音量を下げて良いのですが、多くの例外があっても構いません。

なお、このソナタにはペダルが必須です。ペダルを使って声部をスムーズに繋げてください。そして、アルペジオに対して、踏んだままの状態でも、曲としては実に綺麗に流れる事が出来ます(例:28小節目、29小節目等、各1小節間踏み続けたまま)。

執筆者: 大井 和郎
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