スカルラッティ, ドメニコ : ソナタ ト短調 K.35 L.386
Scarlatti, Domenico : Sonata g-moll K.35 L.386
作品概要
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分50秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
楽譜情報:2件解説 (1)
解説 : 大井 和郎
(668 文字)
更新日:2026年1月30日
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解説 : 大井 和郎 (668 文字)
演奏によっては実に退屈な演奏になりやすいソナタです。シークエンスが多くありますが、それが平坦になってしまったり、テンポが緩かったりと、多くの問題が考えられますが、最も大事なことは、常にテンションを高く保つことです。
強弱が平坦になってしまわないように、シークエンスには段階的に強弱を変化させて下さい。一例を述べます。冒頭1小節目、オクターブの左手から始まり、1小節目からテンションは高いです。1小節目4拍目の右手最高音B(前半では18小節目にもBがでてきますが前半はこの2カ所のみです)に向かってクレシェンドをかけ、後に下行形シークエンスを辿り、徐々に音量を落とし8小節目のFisにたどり着くようにします。
1小節目から音量を徐々に下げてきましたので、8小節目の3拍目からはスタートする左手の16分音符はpからですが、このpは、「緊張感に満ちたp」にして下さい。ここからクレシェンドをかけてテンションが更に上がり、12小節目ポリフォニーの部分を経て、少し音量を下げていきますが、15小節目3拍目より再びクレシェンドを徐々にかけて18小節目をフォルテシモ(フォルテ)で終わるようにします。
ここまでだけでもかなりテンションが高く、緊張感のあるドラマティックなソナタとなり、それが理想です。それには鋭いスタッカート、速いテンポ、緊張感のあるp、等、工夫をしてみて下さい。
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