スカルラッティ, ドメニコ : ソナタ イ長調 K.26 L.368
Scarlatti, Domenico : Sonata A-Dur K.26 L.368
作品概要
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分20秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
楽譜情報:4件解説 (2)
執筆者 : 丸山 瑶子
(874 文字)
更新日:2010年1月1日
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執筆者 : 丸山 瑶子 (874 文字)
ソナタ K1. - K.30について
スカルラッティの鍵盤のためのソナタのうち、概ね推定される作曲年代に基づいて番号付けされたカークパトリック番号でK. 1から30まではEssercizi per Gravicembaloとして出版され、騎士階級を下賜された返礼として、ポルトガル王ジョアン5世に献呈された。(なおこの曲集は一般的に《チェンバロのための練習曲集》と訳され、またスカルラッティの鍵盤楽器のための作品は主にチェンバロ用と推定されているが、研究の現状では、チェンバロ以外の鍵盤楽器が完全に想定外であるかははっきりしていない。)これは生前に唯一、作曲家自身が出版した曲集で、その序文は作曲家自身による真正な文書資料としての価値を持つ。
序文では、曲集が演奏技法の修練を目的としていることが示唆され、彼が音楽教師として仕えたマリア・バルバラの日々の練習用という実用的な目的で書かれたと推測できる。作曲年代に関しては、Esserciziはかなり前に書かれたソナタを推敲したものとして、多くの研究者が早期の作曲年代を主張しているが、結論は未だに出ていない。
全30曲の配列は発展的学習を可能とするもので、後の作品になるほど長く、難しくなるよう並べられている。形式は2部形式を基本とする。また作品の冒頭が両手の短い模倣となるのはスカルラッティのソナタに典型的で、多くの場合、模倣となるのは作品の残りの部分の主要素材と見たところは関連が薄いと思われる音形である。
なお序文には曲集全体の音楽的内容に触れた言葉もあるが、その解釈については、序文が謙遜や建前の入りやすい文章であることも手伝って、繰り返し議論されている。
K. 26 Presto
演奏技術に関しては、左手はオクターヴの和音進行と右手との交差、右手は分散和音と素早い同音反復の練習に重きが置かれている。形式面ではフレーズの重なりが面白い。例えば第22-23小節には、直前からのフレーズを閉じると共に、続く2小節単位のゼクエンツの開始にもなっている。他に第30-31小節などにも同様の二義性が見られる。
解説 : 大井 和郎
(521 文字)
更新日:2026年1月30日
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解説 : 大井 和郎 (521 文字)
技術的に困難なソナタですので、指使いをいくつか助言します。15〜19小節間で、15小節目、17小節目、19小節目は、全て右手で弾く方が楽です。
48〜53小節間、ここはとても難しいです。そこで各小節3拍目の話になりますが、3拍目の表拍の音のみを左手で取るようにします。3拍目にはEが2つ入っていますが、その1個目を左手で取り、2個目は右手で弾きます。右手は勿論、ソプラノの位置にある高いE、D、C、H,を5の指で弾きます。従って、右手の指番号は、212151が楽なのでは無いでしょうか?
52小節目は流石に簡単ですので、ト音記号上の音は全て右手で取ります。
次に、110〜116小節間ですが、1拍目の右手の10度は、特に小さな手の人に取っては難しいですので、1拍目の表拍の音のみを右手で1つ弾きます。1拍目の裏拍の音は左手で取ります。そうすると、各小節左手は、同じ音を2つ連打することになりますが、右手の10度を弾くより、筆者に取ってはこちらの方が楽です。如何でしょうか?
