フランソワ・デュモン 1985 Dumont, François
プロフィール (1278文字)
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フランス、リヨン生まれ。フランソワ・デュモンは14歳の時、パリ国立高等音楽院に入学し、サンソン・フランソワの唯一の弟子であるブルーノ・リグットに師事する。また、高名なコモ湖国際ピアノアカデミーでも長く学び、ウィリアム・グラント・ナボレ、フー・ツォン、ドミトリー・バシュキーロフ、アンドレアス・シュタイアー、スタニスラフ・ユデニッチら教授陣から大きな影響を受けた。
国際コンクールでの活躍も目覚ましく、2007年に弱冠20歳でエリザベート王妃国際音楽コンクールに入選し、ジャン・フランセ国際音楽コンクール、スタインウェイ国際コンクールにおいて第1位入賞、クララ・ハスキル国際ピアノコンクール(スイス)でのファイナリスト、ヨーロッパ国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクール(日本)などで立て続けに入賞を果たした。2010年、ショパン国際ピアノコンクール5位入賞の際には、マルタ・アルゲリッチやネルソン・フレイレ等、名声のある多くの審査員から賞賛された。2013年、クリーヴランド国際ピアノコンクール (アメリカ)にて3位入賞すると同時に、ショパン賞とフランス賞も併せて受賞するなど、その活躍は華々しい。
国際コンクール参加と並行して、既に幅広く演奏活動を展開。フランス政府よりデクリック賞、フランス財団よりシャルル・オールモン賞を授与され、バンク・ポピュレール財団より助成を受けた。また、録音において、彼のモーツァルト・ソナタ全集(Anima Records)はPianiste誌より<芸術家賞>に選ばれ、「雄弁に物語る発想力と自由な創造力、また、その構築力と真珠のようなタッチから、彼の稀有な成熟性を聴き取れる」と賞賛された。2000年より、カンヌ交響楽団(指揮:フィリップ・ベンダー)やベルギー国立管弦楽団、東京交響楽団をはじめ、世界中の多くのオーケストラと共演している。2011年3月にはマリインスキー劇場管弦楽団(サンクトペテルブルグ)とチャイコフスキーの協奏曲を共演し、ロシアでのデビューを果たした。今までに、サル・プレイエル、シャトレ座、サル・ガヴォー等で演奏し、モンペリエ・ラジオ・フランス音楽祭、ショパン音楽祭(パリ)ハンブルク国際スタインウェイ祭、リュブリャナ・フェスティバル(スロベニア)、ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭(ワルシャワ)等、多くの音楽祭に招かれている。
レコーディングにおいても、ショパンのピアノ名曲集、ラヴェル「ピアノ独奏曲全集」、ワーグナー作品のリスト編曲集、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集、ロシアのピアノ三重奏曲名曲集などが次々と発売され、高く評価されており、2015年以降も、モーツァルトのピアノ協奏曲集(第9番・第20番)、J.S.バッハのソロ作品集(パルティータ、フランス組曲、イギリス組曲、イタリア協奏曲など)、ラヴェルの2つのピアノ協奏曲集(レナード・スラトキン指揮)などの録音・発売が予定されている。
オフィシャルHP(仏語):
francoispianosolo.free.fr/
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