ベンダ 1722-1795 Benda, George Anton(Jirí Antonín)
解説:齊藤 紀子 (261文字)
更新日:2008年9月1日
解説:齊藤 紀子 (261文字)
ボヘミアの作曲家。存命中にモーツァルトやハイドンにならぶ人気を誇ったとされる交響曲の他に、室内楽や、教会カンタータ、世俗カンタータ、合唱曲などを作曲した。1750年にはゴータの大公フリードリヒ3世の宮廷楽長に任命された。1760年代半ばには、イタリアに留学もしている。同地で知った
ガルッピやグルック、パイジェッロらのオペラと、ゴータを訪れたザイラー劇団の影響から、《ナクソス島のアリアドネ》(1775)や《ピグマリオン》(1779)といったメロドラマ、《ロメオとジュリエット》(1776)などのジングシュピールを創作した。
執筆者:
齊藤 紀子
<続きを表示する>