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デュカス 1865-1935 Dukas, Paul

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  • 解説:齊藤 紀子 (532文字)

  • 更新日:2008年8月1日
  • 《魔法使いの弟子(L’apprenti sorcier)》でおなじみのフランスの作曲家。公表した作品は僅か20曲足らず、晩年に破棄した未完・未発表の作品は70数曲というほど、厳しい自己批判の精神をもっていた。13歳の頃から作曲を始め、パリ音楽院でピアノをマティアスに、和声学をテオドル・デュボアに、作曲をギローに師事した。ローマ大賞をのがして音楽院を退学しているが、音楽院ではドビュッシーやダンディと知り合うことができた。パリ音楽院のオーケストラ科や作曲科、エコール・ノルマルの作曲科の教授を務め、メシアンらに教えた。雑誌の評論を執筆した他、研究発表や他の作曲家の作品の校訂や編曲も行っている。採り上げられた作曲家は、クープランやラモー、スカルラッティ、ベートーヴェン、サン=サーンスなどである。非社交的で名誉や名声といったことに関心の薄かったデュカスは、晩年にフランスの学士院の会員に選出されている。ストラヴィンスキーやフランス六人組、ウィーン表現主義など当時の音楽の流れに共感を示さなかったが、デュカスの独自の作風はシェーンベルクやベルクに影響を与えた。

    ピアノ作品としては、長大な《ピアノ・ソナタ 変ホ短調》や《ラモーの主題による変奏曲と間奏曲、終曲》がある。

    執筆者: 齊藤 紀子
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    ※ 表記揺れの例 デュカ パウル・デュカ

    作品(5)

    ピアノ独奏曲 (4)

    ソナタ (1)

    ピアノ・ソナタ ピアノ・ソナタ 変ホ短調

    調:変ホ短調  作曲年:1899  総演奏時間:46分30秒 

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    前奏曲 (1)

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    種々の作品 (1)

    牧神のはるかな嘆き 牧神のはるかな嘆き

    作曲年:1920  総演奏時間:5分30秒 

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    ピアノ合奏曲 (1)

    種々の作品 (1)

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