ダカン 1694-1772 Daquin, Louis-Claude
解説:齊藤 紀子 (390文字)
更新日:2008年12月1日
解説:齊藤 紀子 (390文字)
ユダヤ系の知識階級の家庭に生まれたフランスの作曲家。サント-シャペルの楽長、ニコラ・ベルニエに作曲を学んだ。作品は、クラヴサンのためのものが多いが、ヴァイオリンやフルート、オーボエで演奏することもできる。
ダカンは、オルガニスト、クラヴサン奏者としても活動した。6歳のときに御前演奏をしたとされている。また、その2年後には自作品、弦楽合奏付き大合唱用の《祝福されたる人》を教会で指揮した。12歳で、プティ・サンタントワーヌ教会のオルガニストに就任している。その後、サン-ポール教会、コルドリエを経て、国王付きのオルガニストも務めた。
ダカンには伝記が残っておりその音楽や人柄が讃えられているが、これは息子による著作で、父を過度に賞賛した記述も散見されるため、資料として扱うには注意が必要。とはいえ当時の音楽の風潮に背くことも、教会に集う人を失望させることもない、優秀な音楽家であった。
執筆者:
齊藤 紀子
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作品(6)
ピアノ独奏曲 (1)
曲集・小品集 (6)
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