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グレゴワール 1817-1876 Grégoir, Joseph

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  • 解説:金澤 攝 (337文字)

  • 更新日:2019年5月23日
  • Joseph(Josques) Gregoir (1817-1876)

    ベルギーロマン派の組ともいうべきジョゼフ・グレゴアールは、エルツとルンメルにピアノを学び、名ピアニスト・指揮者として活躍、ピアノ曲を中心に100を超える作品を書いた。5歳下の弟・エドゥアールも音楽家・著述家として高名だった。ベルギーの地理的条件を反映する如く、この国の作曲家は基本的にドイツとフランスの中間・混合といった性格が見られる。それはオランダに比べシリアスで音感の透明度が高く、かつ光度が低い印象を与える。そうした国民色をベースに、J.グレゴアールの音楽は独特の臨場感を伴うノスタルジックな世界観を流麗・緻密な書法で描く。とりわけ晩年(Op.90以降)の作品に進展が著しい。(2019.5.21)

    執筆者: 金澤 攝
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    作品(7)