デュフール, ユーグ 1943 Dufourt, Hugues
プロフィール (820文字)
更新日:2013年7月16日
プロフィール (820文字)
1943年リヨンに生まれ、哲学と音楽の教育を受ける。ジュネーヴにてルイ・ヒルトブランにピアノを、ジャック・ギヨネに作曲を学んだ後、ジュネーヴ現代音楽スタジオにて活動を始める。1967年には哲学の教授資格を得、リヨン第2大学、第3大学にて哲学を教えながら同時に現代音楽グループ Musique du Temps で活動を始め、ヴィルールバンヌ市劇場の音楽プログラムプロデュースを手掛ける。パリに移り住んでからは、フランス国立科学研究センターの研究部長やパリ第1ソルボンヌ大学での博士でありながら、現代音楽アンサンブル「イティネレール(I'ltinéraire)」で活動し、「楽器・総合音響研究所(Collectif de recherche instrumentale et de synthèse sonore)」を創設、リヨンではアンサンブル・フォーラムを主宰する。1989年にはフランス国民教育省からの依頼により、高等師範学校(ENS)とフランス国立音響音楽研究所(IRCAM)の協力を得て、社会科学高等研究所(EHESS)にて20世紀音楽・音楽学の博士課程を創設、指揮する。
フランス、イタリアの大オーケストラや、権威ある現代音楽アンサンブルからの数々の委嘱を受ける他、SACEM室内楽グランプリ、シャルル・クロ・アカデミー・グランプリ、クーセヴィツキー財団賞、映画音楽フェスティバル審査員賞、SACEM作曲家賞、また2000年にはシャルル・クロ・アカデミーよりその作品群に対して大統領賞を授与される。
近年は、大オーケストラのための「Voyage par-delà les fleuves et les monts」(2010)、ピアノ協奏曲「On the wings of the morning」(2012)など現在も数々の委嘱作品を発表している。
▼その他作品リスト・楽譜出版社ホームページ