グラビンスキ Grabiński, Włodzimierz
解説:PWM Edition(翻訳:平岩 理恵) (514文字)
更新日:2022年9月30日
解説:PWM Edition(翻訳:平岩 理恵) (514文字)
ヴウォジミェシュ・グラビンスキ Włodzimierz Grabiński
(1922年ワルシャワ[ポーランド]~1981年オポーレ[ポーランド])
ヴウォジミェシュ・グラビンスキは、ポーランドのピアニスト、教育者。1922年、ワルシャワに生まれる。第二次世界大戦の勃発前までピアノのレッスンを受けていたが、大戦の最中ドイツに送られ、強制労働を課せられた。1945年、故郷ワルシャワに帰還する途上オポーレに滞在し、そのまま生涯にわたって同市と強い絆で結ばれることとなった。
1945年以降、ヴウォジミェシュ・グラビンスキはオポーレでピアノのレッスンを生業とした。教育活動のほか作曲にも力を注いだ。彼の作品の大部分は教育を主目的としたピアノ曲であったが、合唱曲や、演劇用の情景描写音楽なども書いている。1950年からはオポーレの文化会館で混声合唱団の指揮者を務めた。彼は戦時中、音楽教育の中断を余儀なくされていたが、カトヴィツェおよびヴロツワフの国立高等音楽学校で学習を補い、1956年、正式に音楽芸術家の資格認定を得た。ヴウォジミェシュ・グラビンスキは教職に加え、楽器の公認鑑定士としても活躍し、1981年に没するまで活動を続けた。
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