大事なことはいくつかあります。まずタイミングの問題で、拍をカウント出来ないお子様は、まず3拍子を把握する必要があり、単にメトロノームで合わせると言う事のみならず、1拍目を指で感じながら弾く癖を付け、しっかりと3拍子を習得します。

その上で、1拍目を意識しすぎると、ついつい1拍目にアクセントを付けてしまいがちですが、例えば17〜19小節間、アクセントはむしろ3拍目に来て、1拍目は力を抜くようにして短く切ります。

この曲は軽さが大切ですので、スタッカートを重くしないこととアーティキュレーションは楽譜の通りに守るようにして下さい。

5〜8小節間、メロディーラインは左手にあります。右手の合いの手は、猫の鳴き声と思ってください。しかしメロディーラインよりも大きくならないように注意します。12小節目のフェルマータの後に付いている、コンマは、ほんの一瞬だけサイレントを作るという意味です。音を切ってから1秒くらい間を開けて次に進んでください。