ヴァイン, カール :ピアノ・ソナタ 第2番
Vine, Carl:Piano Sonata No. 2
解説 : 飯田 有抄 (266文字)
献呈先であるマイケル・ハーヴェイは、ヴァインの最初のソナタを世界的に広めたピアニストである。その彼が、ヴァインのピアノ協奏曲の初演後(1997)、翌年のシドニー・フェスティバルでの初演を前提に、2番目のソナタを作曲するように依頼した。
このソナタは第1番と同様に2楽章構成である。第1楽章はさらに二つのパートに分かれる。最初のパートは左手がさまざまな身体的な効果を発揮して動きまわり、続くパートでは鐘の音のごとく響く右手のメロディーに、左手が低音を鳴らし続ける。第二楽章では、ジャズ的なリズム語法のもと、シンコペーションが多用される。
第1楽章
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第2楽章
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