作品概要
解説 (1)
執筆者 : 和田 真由子
(676 文字)
更新日:2007年8月1日
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執筆者 : 和田 真由子 (676 文字)
バルトークの創作欲がもっとも充実した時期、1926~39年にかけて作曲された。
全6巻153曲からなる。ディッタ・パーストとの再婚によって得た息子ペーテルのための
ピアノの教則用の練習曲として着想された(1、2巻は息子に献呈されている)。
第1巻 36曲(1~36番)
第2巻 30曲(37~66番)
第3巻 30曲(67~96番)
第4巻 25曲(97~121番)
第5巻 18曲(122~139番)
第6巻 14曲(140~153番)
1~3巻はピアノ初心者向けに使用できる。また、第4巻は、《アンナ・マグダレーナ》や同程度のチェルニーの教則本とあわせて使うとよいとされている。曲集は巻を追うごとに難易度、芸術性を増しており、とりわけ第5巻以後は、演奏会用小品のレベルである。
旋法や五音音階、全音音階などの使用、不規則なリズムや、拍子の変化、不協和音の使用などが特徴的である。伝統的な教材とは異なる、これらの現代的な要素に慣れ親しむための課題として、最適だろう。
1~6. 6つのユニゾンの旋律
7.付点音符
8.連打
9.シンコペーション
10.両手を交互に
11.平進行
12.鏡像形
13.位置の移動
14.問いと答え
15.村の歌
16.平進行と位置の移動
17.反進行
18~21.4つのユニゾンの旋律
22.模倣と対位法
23.模倣と転回
24.パストラーレ
25.模倣と転回
26.連打
27.シンコペーション
28.オクターヴのカノン
29.鏡像形による模倣
30. 下属音のカノン
31.カノン形式の小舞曲
32.ドリア旋法で
33.ゆるやかな舞曲
34.フリギア旋法で
35.コラール
36.自由カノン
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