本楽曲は2014年ピアニスト加藤麗子の娘・加藤世麗音に献呈された連弾作品で、チャイコフスキーのバレエ音楽「眠れる森の美女」第一幕「ワルツ」を元に、3拍子から4拍子へ軽やかで明るいオールド・スタイルなジャズに再構築されている。古今東西の名曲を複雑なリズムと独特な和音で遊ぶローゼンブラットらしさがギュっと詰まった聴きごたえのある一曲に仕上がっており、高難易度ではあるが今後挑戦するピアニスト達が世界中で増えてくるであろう。

バレエ音楽「眠れる森の美女」は他のチャイコフスキー作曲「白鳥の湖」「くるみ割り人形」と共に3大バレエと呼ばれる事も多く、1959年のディズニー映画「眠れる森の美女」にも登場し「いつか夢で」と言うタイトルでオーロラ姫に歌われている。