ダマーズ, ジャン=ミシェル :無窮動 Op. 10

Damase, Jean-Michel:Mouvement perpétuel Op. 10

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:種々の作品
著作権:保護期間中

解説 (1)

解説 : 西原 昌樹 (576文字)

更新日:2020年5月16日
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作品概要

出版年 1949年

初出版社 Editions Salabert

楽器構成 ピアノソロ

総演奏時間 2分30秒

1949年3月、ローマにて完成。19歳(1947年)でローマ大賞を獲得したダマーズの留学中の作品の一つである。パリ音楽院時代の恩師アルマン・フェルテ教授(Armand Ferté, 1881-1973)に献呈された。ピアノ科のフェルテのクラスからは、ダマーズのほかにジェルメーヌ・ムニエ、ピエール・バルビゼ、ダニエル=ルシュールらが出ている。

アレグロ・モデラート、ハ長調、4分の4拍子、自由な形式で書かれた3ページの小品である。タイトル通りに16分音符単音の動きが片方の手で、時には両手で途切れなく奏され続ける。ハ長調で始まる平明でなめらかな動きは次第に細かな変容を重ね、複雑な臨時記号と不規則の跳躍を伴いながら鍵盤を上へ下へと自在に駆けめぐり、爽快な浮遊感を表出してゆく。五指のメカニカルな分離、左右の手の完全な均質性が求められ、ダマーズと師匠フェルテが得意とした高度なピアニズムが凝縮されている観がある。1949年に作曲者自身によりラジオにて放送初演された。

執筆者: 西原 昌樹
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