作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (2)
演奏のヒント : 大井 和郎
(747 文字)
更新日:2021年8月17日
[開く]
演奏のヒント : 大井 和郎 (747 文字)
いろいろな分析の仕方があると思いますが、このソナタ4つのセクションに分けます。
1 1ー12小節間
2 12ー20小節間
3 20ー24小節間
4 24-31小節間
1つ目のセクションから説明をしていきます。このセクションは1ー6小節間、7ー12小節間の2つに分けることができ、1つ目はd-moll、2つ目はF-durです。この2つの調はそれぞれ異なった音量とムードで弾きます。例えばd-mollをpから始めるのであれば、F-durはメゾフォルテで始めるといった具合にします。その上で、3ー4小節間と5-6小節間は全く同じですね。ですからここも対比をつけます。例えば3ー4小節間がメゾピアノであれば、5ー6小節間がppといった具合です。
同様のことを9ー10小節間と11-12小節間にも行います。決して2つの同じフレーズを同じ
ように弾かないように心がけます。
続いて2つ目のセクションに入ります。2つ目のセクションもこの中を更に2つに分けることができます。1つ目は、12ー16小節間、2つ目は、16-20小節間です。これはシークエンスですね。1つ目のシークエンスを大きく、2つ目を小さくしてムードを異ならせます。
3つ目のセクション。ここは曲中で最もテンションの高いセクションです。20ー22小節間はフォルテで、22-24小節間はエコーのようにpで演奏すると良いでしょう。
4つ目のセクションも2つに分かれていますね。もう説明の必要はないと思いますが、24ー28小節間と、28ー31小節間の2つです。1つ目はpから始まり、26小節目に向かって音量を上げていきましょう。2つ目は、30小節目に向かって音量を上げます。このセクションの場合、2つの部分の対比は要りません。方向性を持ち、平坦にならないように演奏します。
解説 : 今関 汐里
(119 文字)
更新日:2021年3月1日
[開く]
解説 : 今関 汐里 (119 文字)
4分の2拍子、ニ短調。2声のポリフォニックな作品。右手が主旋律、左手が対旋律(時折バス)の役割を担っている。冒頭の6小節が主題の提示部分になっている。7小節目で平行長調のヘ長調に転調し、その後いくつかの調的な移ろいを見せて、主調へと戻る。
ピティナ&提携チャンネル動画(6件)
楽譜
楽譜一覧 (2)

(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

(株)全音楽譜出版社