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モンポウ :ひそやかな音楽 第3巻

Mompou, Federico:Musica Callada

作品概要

作曲年:1965年 
出版年:1966年 
初出版社:Salabert
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:14分00秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (818文字)

更新日:2008年8月1日
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1953年に母を失い、さらに友人の死をうけて、モンポウはこれまで以上に内面的な音楽を作曲するようになった。《ひそやかな音楽》も、その時期に作曲された作品である。スペイン語の“Musica Callada”は、《沈黙の音楽》と訳されることもある。1巻に付された文章の中で、詩人サン・ファン・デ・ラ・クルスの詩の“La Musica Callada, la Soledad Sonora(鳴り響く孤独、沈黙する音楽)”から引用された言葉であることが記されている。

この曲集は、1959年~1967年にわたって作曲された。第1巻~第4巻にわたり、それぞれ9曲、7曲、5曲、7曲ずつ、いずれも2ページ以内の小曲がおさめられている。実際に、演奏会向けにかかれた曲集ではなく、独り言のように書かれているものが多い。第4巻のみ、ラローチャに献呈された。

XVII.4分の4拍子、レント。執拗に同音でならされるオクターブにはじまり、重苦しい足取りで同じところを彷徨う旋律。そこに希望の光はみあたらない。

XVIII.4分の3拍子、ルミノーソ。光を帯びた3連音符が暗闇の中で何度もこだまする。強弱の変化に気を配ることはもちろん、音を重ねていくうえで注意深い耳が必要である。

XIX.4分の3拍子、トランクィロ。重苦しい雰囲気が続く、第三曲。細かいテンポ設定に注意する。バスの音を奏する際、のばしている上の和音の響きにくびれができないように。

XX.4分の2拍子、カルム。雰囲気は柔らかく穏やかだがやはり常に不安定で、心は休まらない。パーツは細切れだが、大きなまとまりの中でその部分が停滞している部分なのか、進んでいる部分なのかを意識して演奏したい。

XXI.4分4拍子、レント。静けさの中できらめく不協和、低音で何度もうちならされる鐘の音、神秘的な4度、5度の和音など。音のもつ性格的には第2曲と似通ったところがあるだろう。終始重く沈んだような雰囲気が貫かれている。

執筆者: 和田 真由子

楽章等 (5)

第3集 No.17 レント

総演奏時間:3分00秒 

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第3集 No.18 ルミノーゾ

総演奏時間:2分00秒 

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第3集 No.19 トランクイッロ

総演奏時間:2分30秒 

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第3集 No.20 カルム

総演奏時間:3分30秒 

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第3集 No.21 レント

総演奏時間:3分00秒 

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