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岩間 稔 :さあ、のみほしてよ(イギリス民謡)

Iwama, Minoru:

作品概要

楽曲ID:67221
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:リダクション/アレンジメント
ピティナ・コンペ課題曲2024:A1級級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:基礎2 基礎3 基礎4 基礎5 応用1

楽譜情報:1件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (503文字)

更新日:2024年5月14日
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この曲は、ポリフォニーの要素が強く、2声のポリフォニーと考えます。学習者は各声部を個別に練習して、暗譜することをお勧めします。その上で、2声を合わせるのですが、この曲は多くの6度が出てきます。そこが気をつけるところです。

6度というのは、右手で弾いた場合、内声は必ず1か2の指で弾くことになり、外声を担当する4と5の指が強くないことには、内声の方が音量が出てしまう、大変に微妙な音程です。この6度が上手に弾けないと、他の度数よりも技術の有無が目立ってしまう事になりますので、細心の注意が必要になります。2声のポリフォニーと言いましたが、メロディーラインは右手にあると考え、左手の声部はそれをサポートする声部と考えます。内声の方が大きくなりすぎないようにして下さい。

故に、左手の声部は右よりも音量を落とし、異なった音質で弾いて下さい。その上で、左手のラインのシェープも忘れないようにします。

この曲のテンポ、アーティキュレーション、間の取り方、等は主観的になりますので、正しい答えというものはありませんが、少なくとも深刻な曲ではなく、楽天的な要素がありますので、ある程度の生き生きとした雰囲気は欲しいところです。

執筆者: 大井 和郎

楽譜

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