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ディアベッリ :第3番 第3楽章 Op.151-3 ヘ長調

Diabelli, Anton:"Sonatine" mov.3 Rondo. Allegretto F-Dur

作品概要

楽曲ID:65076
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナチネ
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2025:C級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:基礎5 応用1 応用2 応用3 応用4 応用5 応用6 応用7 発展1

楽譜情報:8件

解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (591文字)

更新日:2025年5月30日
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調性が目まぐるしく変わるロンドです。故に、調性が変わり、ムードが変わったところで、色を変えていかなければならなく、これがこの曲を弾く大切な課題です。

多くの稽留音(サスペンション)も見られますので、曲全体のムードとしては、激しい曲では無く、どこかおしゃれで、楽天的なムードがあります。

曲はF-durから始まり、d-mollB-durg-mollDes-durA-dura-moll、そして、F-durに戻りますが、これほど多くの調に転調していますので、転調する度に、カラーを変えてください。全部を同じように弾かないことです。

アーティキュレーションに対する決まりは特にはなく、ペダルを使用してもしなくてもどちらでも構いませんが、筆者であれば、例えば、17〜20小節間など、左手のバスを残したいので、ペダルでスムーズに横に流すと思います。

左手は、このように、8分音符3つがアルペジオとして書かれてあるか、3小節目の様に、躍動的な和音であるか、ほぼどちらかです。和音の所は、切っても繋げても良いのですが、切ることで、横に流れる8分音符3つと、コントラストを付ける事ができ、曲に変化を付けることができます。

執筆者: 大井 和郎
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