ル・クーペ :ピアノの練習ABC 練習曲21 Op.17-21

Le Couppey, Félix:Das Alphabet No. 21 Op.17-21

作品概要

楽曲ID:61515
初出版社:Hamelle
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:0分50秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:B級級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:4件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (384文字)

更新日:2024年6月17日
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この曲は2つの流れが存在すると考えます。曲はABA形式で、AとBの2つに分かれます。Aの方は横に流れるセクションと考えます。Bは、リズミカルに拍を刻む縦割のセクションと考えます。従って、Aセクションを演奏する際に、できる限り、拍を意識させないスムーズな横の流れが欲しいのですが、左手の完全5度の和音は1拍目にのみ現れて、拍を刻んでしまいますので、できる限りppで、さながらバグパイプの低音が鳴り続けているようなイメージでも良いです。とにかく、音楽を横に流します。

Bセクションでは雰囲気もガラリと変わりますが、最初の9~16小節間は、デュオと考え、2人の会話のような掛け合いと考えます。17小節目以降は、リズミカルに軽く、左手を連打します。21小節目近辺をこの曲のピークポイントとしてください。Aセクションに戻るまでのカウントはとても大切ですので、正確に数えてください。

執筆者: 大井 和郎