まずテンポの表記とペダルの表記についての説明です。4小節目から、テンポ表記はAllegrettoとありますが、実際にはもっと速いテンポで演奏される事が殆どです。確かにあまりにもゆっくりすぎると間延びしてしまう感じもありますので、ここは、「Prestoではない」 位に考えておけば良いでしょう。
次にペダルの話になります。29~31小節間、38~40小節間など、ペダルを踏み続けるマーキングが書いてありますが、これをまともに行うと、必ずある程度の濁りが生じます。ここはペダルを少なめにして演奏する方が綺麗に行きます。特にアコースティックのあるホールなどは、解り辛くなりますので、あまりペダルは多用しないことです。
32~36小節間、フォルテでペダルも重なり、ついつい左手が大きすぎる箇所です。左手が大きく乱暴にならないようにしましょう。
曲全体がミステリアスな雰囲気で弾かれることを目指すようにします。