ラヴェル :マ・メール・ロワ 親指小僧 ハ短調
Ravel, Maurice:Ma mère l'oye "Petit Poucet" c-moll
解説 : 白石 悠里子 (201文字)
第2曲 〈親指小僧〉
極めて中庸に、ハ短調、4分の2拍子。
第1部(第1-第50小節)は前奏ののち、右手の主旋律が左手の三度平行和音を伴って奏される。第2部(第51-第60小節)では右手でppの鳥のさえずりが描写される。他の声部はそのさえずりを妨げないように注意されたい。第3部(第61-第79小節)は第1部の再現である。第67-第70小節の左手は、音域の広い和音を掴めるような柔軟さが求められるだろう。
マ・メール・ロワ 2. 親指小僧
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