3/4拍子、ホ短調、Moderato。ロンド形式。

冒頭ドイツの増6和音がフェルマータで怪しげに現れる。

第19小節目以降平行調であるト長調に転調し、左手内声に移った旋律が表情豊かに歌い上げる。

第49小節目からは同主調のホ長調に転調した旋律が生き生きとしたリズムを伴いVivaceで現れる。

再び初めのテーマがオクターヴを含む重音でテーマを高らかに歌い上げた後、曲は終わりに向かって徐々に落ち着きを見せる。

最後4小節ではLentoとなり、スフォルツァンドを伴うピカルディ終止によって曲は神々しく幕を閉じる。