アプシル :リズムの表現 カンティレーナ Op.108-17
Absil, Jean:Du rythme à l'expression Cantilène Op.108-17
解説 : 杉浦 菜々子 (223文字)
タイトルの下に”La main droite chante.-Doubles notes a la main gauche”「右手は歌う。左手は2声」とこの曲の課題が書かれています。カンティレーナとは、フランス語で「哀しい単調な歌」「中世の歌曲」を意味します。右手は、cantabileで、内省的な歌が静かに歌われます。2声でできた左手は、その組み合わせによって光と影を生み出し、その移り変わる陰影によって、静謐で幻想的な響きの世界に包まれます。
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