アプシル :リズムの表現 パヴァーヌ Op.108-10
Absil, Jean:Du rythme à l'expression Pavane Op.108-10
解説 : 杉浦 菜々子 (246文字)
タイトルの下に”Précision du rythme-notes détachée-accents”「正確なリズム、音の分離、アクセント」とこの曲の課題が書かれています。左手は、1拍目の8分休符を十分に感じ、拍感が乱れないようにしましょう。パヴァーヌは、2拍子系の厳かな舞曲です。16世紀から17世紀にヨーロッパの宮廷で流行しました。スタッカートが随所に出てきますが、鋭くなりすぎず、柔らかい音質で優雅に奏でられると良いでしょう。優雅で懐古的な雰囲気に合うような音色作りを楽しんでください。
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