アプシル :リズムの表現 ミュゼット Op.108-8
Absil, Jean:Du rythme à l'expression Musette Op.108-8
演奏のヒント : 杉浦 菜々子 (273文字)
タイトルの下に”changements de mesures et syncopes”=「拍子の変化とシンコペーション」とこの曲の課題が書かれています。Andante con moto、イ短調で、最初から最後まで左手のバスにAの音が鳴り続け、静かで陰鬱な雰囲気を作り出します。変拍子を伴いながら、最初の2つのフレーズは、4小節フレーズ、その後6小節の長いフレーズが続きます。息の長さの違いを感じましょう。16小節と18小節の2度に渡るスフォルツァンドは、この曲の中で唯一の強い部分です。
最後は、ピカルディ終止で、光が差し込むように曲が終わります。
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