アプシル :リズムの表現 ガヴォット Op.108-5
Absil, Jean:Du rythme à l'expression Gavotte Op.108-5
演奏のヒント : 杉浦 菜々子 (309文字)
タイトルの下に“précision du rythme et nuances alternées”=「正確なリズムと交互のニュアンス」とこの曲の課題が書かれています。2分の2拍子、Moderatoです。4小節ごとにニュアンスの異なるフレーズが登場します。ファンファーレのような金管楽器を彷彿させる威勢の良い4小節に続き、pで素朴なメロディーが歌われます。ここでは木管楽器をイメージできるかもしれません。
左手は、リズムと音の長さを正確に、厳密に整える必要があります。左手を整然と演奏することで、右手がのびのびと演奏できるでしょう。16小節からは、ラストの高らかな4小節に向かってクレッシェンドして緊張感を高めていきます。
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