ブレスラウアー :やさしいピアノ小品集 順々に Op.46-1
Breslaur, Emil:Die leichtesten Klavierstucke Einer nach dem andern Op.46-1
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:導入3 基礎1 基礎2
解説文 : 熊本 陵平 (406文字)
一部形式(a[1から4小節]+a1[5から8小節])である。
冒頭、「Tonumfang 音域」とある部分は手のポジションを表しており、ドからソまでの5音に1から5までの指番号が当てられている。作曲者は教育者として生徒のために易しいピアノ楽曲を多数作曲していたと言われているが、この作品もこうした手のポジションへの配慮が記されていることからも教育的楽曲だということが分かる。
主題の特徴として、2声部が模倣されており、左手にもニュアンスをつける必要がある。特に左右が重なる7小節目では左手が途端に伴奏化して無味乾燥にならないように前小節からメロディの一部として音を滑らかに繋いで表現することが、より音楽的な表現へのアプローチとなるだろう。
【2025ピティナコンペ課題曲】順々に
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