レガートで柔らかい音色で演奏し、8分音符の軽やかな横の流れを意識しましょう。アウフタクトを大切に感じ、フレーズの最初の音は、既に流れている音楽の流れに溶け込むように演奏し、ぶつかった音にならないようにしましょう。それぞれのフレーズを弾き始める前にブレスが必要です。ブレスし、その息の中でひとフレーズを歌い切る感覚をつかむために、声に出して歌う練習をすることがとても有益だと思います。具体的なテクニックとしては、指はねかし気味にし、指の腹で柔らかい音を作ります。指を垂直に鍵盤に下ろすことはせず、30度〜45度の角度から鍵盤に指が入り、あとは反時計回りの手の回転を使いながら弾きます。右手から左手への受け渡しは、音が重なることがないように気をつけてください。